１９９９年にワーナーブラザースから公開されたアクション映画です。
※全３部作構成のほか、アニメやゲームとストーリーが連動しているのも特徴です。

この映画の最大の特徴は、世界はコンピュータによって再現された仮想世界だったという設定にあります。

仮想世界ですので、夢と同じで物理法則が通用しません。

ですが、誰もその「真実」に気づいていません。
それに気づいたものだけが超人的な力を手に入れます。

主人公である「アンダーソン」は、中盤から普通に空を飛んでいるのも面白い点のひとつです。

最初は高くジャンプできる程度でしたが、真実を心に落とし込むことにより次第に覚醒していきます。
それによってできることが増えていくのを映画を見ながら楽しめます。

また、第１作目の終盤で敵と銃で撃ち合うシーンでも面白いことが起きます。

バンバン撃ち合う中、お互いが銃の弾切れを宣言しあうと、実際にお互いの拳銃から銃弾がなくなります。

これは非常に興味深く、体外離脱の世界でも同じようなことが起こるため、見ていて思わずニヤリとする場面の一つです。

３作目ではついに仮想世界の力が現実の肉体でも発揮されていくというような一面が見えます。

一見不可能なことも、信じることで可能になることがあるというメッセージが映画全編を通して見え隠れしています。
この考えは現代社会を生きる上でも重要ではないでしょうか。

まだ本作を見たことがないという方は一度見てみることをお勧めします。

２０１０年に公開された「夢」をコンセプトにした映画です。
主役は有名な俳優であるレオナルド・ディカプリオで、「夢」を操る特殊な産業スパイとして描かれています。
日本の俳優である渡辺謙が出演したことでも話題になりました。

この映画の特徴として、企業の重要人物などの脳内に「夢」を利用して侵入し、機密情報を聞き出すという特殊任務があります。
脳に侵入された本人はそれが夢とは気づいていないので、重要な情報をいとも簡単に聞き出せるわけです。

ですが侵入する世界が夢だけに、予想外の事態が次々と起こります。

地面と建物がグニャリと曲がったり。

線路もないのに列車が走ったり。

現実の世界ではありえない現象のオンパレードです。

高水準のCG映像を駆使して作られた独特な映像は必見です。
１０年近くたった今でもかなり楽しめます。

映画内のセリフで「どうせ夢ならハデにやろう」といってますが、いかにも外国人らしいですね。

体外離脱と重ねてしまう部分があるのでまだ見たことがない方はお勧めです。

全体的にアクション映画寄りで、見た後は体外離脱がしたくなること請け合いです。
そういう意味でもモチベーションアップにも良いのではないでしょうか。