体外離脱と気功は何か関係あるの?
中国が起源とされる気功。
独特な呼吸法と動作を行うことで心身ともに健康を目指せることで有名です。
私の体験を交えて解説していきます。
気功ができれば体外離脱は簡単?
気功といえば、不思議な力と考えてしまう方は多いと思います。
じっさい、テレビでも超能力的な力として扱われたりしています。
私も個人的に過去に多くの実験をしてきたこともあり、気エネルギーの存在は確かに感じます。
ですが問題は、体外離脱と何の関係があるの?ということです。
もしかして気エネルギーを全身に巡らせてそれを使って離脱するとか?
修行のように全身の気を強化することで体外離脱ができるようになる?
そんな難しそうならやる気がなくなってしまいます。
ですがご安心ください。
答えは全く違います。
体外離脱に気功は関係ありません。
つまり、不思議な力を養う必要もありません。
体外離脱の練習をおろそかにして気功の本を読みあさる必要もないのです。
と、ここまで書いてみましたが、実は全く関係ないとも言えない部分があります。
一体どういうこと?と思うかもしれませんが、このまま読み進めると理解できるかと思います。
出来るかぎりわかりやすくお伝えします。
意識のコントロールが体外離脱には不可欠。
まず、体外離脱を体験するためには振動を増幅させなければいけません。
これが非常に厄介で、なかなかその感覚をつかめない方が多くいます。
この問題を解決するのに役立つのが、ある意味で気功です。
ですが誤解しないでください。
決して不思議な力を養うようなことではありません。
5年、10年と鍛錬を必要とするものではありません。
そのようなものではなく、気功をする際に行う「意識のコントロール」に共通点があります。
なぜなら意識をコントロールするという行為は、体外離脱にも似たような動作があるからです。
振動を増幅できない原因は、意識のコントロールができていないのです。
ですが、気功の知識があると意識のコントロールという言葉の意味を理解できる場合があります。
「気」というのは、意識を集中することにより一か所に集めることができます。
例えばおへその下あたりに丹田(たんでん)といわれる「気の海」があります。
ここに意識を集中すると、次第にお腹全体がポカポカしてきます。
さらに集中すると、信じられないほど熱くなります。
気というのは、意識を向けた部位の温度を上げる性質があります。
面白いのが指先の一点に気を集中した場合、指先だけが例外なく熱くなります。
まるで指先から高エネルギーを噴出できるのでは?と思ってしまうほどです。
(じっさいには何も起こりませんが・・・)
このような「意識をどこに向けるか」という訓練が体外離脱と相性が良いのは否定はしません。
具体的に気功をどう活かせばいいの?
気功の考え方を体外離脱に活かすための方法を説明します。
けっして難しくありません。シンプルです。
電車の中でも、家の中でもいつでもできますのでご参考ください。
どんなシチュエーションでも構いません。
まずはリラックスしてください。
この時、深呼吸したほうが良いのかとか、そういう細かいことは無用です。
自分自身がリラックスできると思えばそれでOKです。
右手、左手、どちらでも構いません。
どちらか好きな方の手のひらに意識を向けてください。
この時、エネルギーが手のひらに流れ込んでくるイメージを集中する側の手の神経に意識を集中して感じようとしてください。
うまくいけば手のひらが温かくなります。
もしくは手のひらに電流が流れているかのようなビリビリ感が出てきます。
どこでもできますので可能でしたら今、実際に試してみてください。
手のひらに意識を集中した後、感覚の変化を実感したのなら、その個所を変えてみてください。
例えば丹田に集中してみてください。
(おへそから3センチ下あたりの箇所です)
5分〜10分ほど集中できればいいです。
意識を集中しているとお腹全体に大きな熱がたまっていくのを感じるはずです。
このように集中する箇所を変えてみるのも効果的です。
うまく体験できましたでしょうか。
最初はよくわからないかもしれませんが、やることはシンプルです。
この体験を体外離脱に活かすことができます。
なんでこんなことするの?
意識を集中した個所が温かくなったり、電気のようにピリピリ感じたと思います。
これは気功の基本的なことでもあります。
この感覚が体外離脱における振動の増幅に役立ちます。
私が発行しているマニュアルでも意識の集中の仕方について言及していますが、
それも気功の原理と近いものがあります。
すべては振動をスムーズに増幅させるための意識の訓練です。
このように体外離脱と気功は、意識をコントロールするという点では共通しています。
ただ、決して気功を完全にマスターしなければいけないということではありません。
気功の基本的な動作の中で、体外離脱に役立つ作法があるということです。
体外離脱がうまくいかない場合は普段の生活の中で少し実践してみてもいいかと思います。