体外離脱と幽体離脱に違いはあるの??
幽体離脱といえば、現実の体から霊体が抜け出し現実世界をさまよう現象。
これが一番しっくりきますね。
では体外離脱はどうでしょうか。
体外離脱も同じく現実の肉体から霊的な体がスルっと抜け出ます。
どちらも違いはなく、ここまで状況は同じです。
ではなぜ体外離脱と幽体離脱という両方の言葉があるのでしょうか?
体外離脱と幽体離脱は全くちがう!?
体外離脱と幽体離脱の共通点として、どちらも金縛りを経験したうえで離脱することになります。
つまり原理的にはどちらも同じです。
それならなんで名称が違うの?という話です。
結論から言いますと、まったく違います。
原理的には同じかもしれませんが、意図的に離脱を引き起こすかどうかで本人の受け止め方がまるで違ってきます。
この違いはのちに大きな考えの差が生まれます。
例えばある日の晩、偶然に「幽体離脱」した場合、本人はすごく神秘的な体験をしたと感じます。
なぜならすべてがリアリティーのある世界の中で空を飛んで移動したり、壁をすり抜けて知人の家を訪ねることができるからです。
感覚もしっかりありますし、コンビニに行けばレジに店員もいます。
並んでる一般客もいるかもしれません。
こんなリアルな世界を幽体離脱で感じてしまうと、霊体の存在を確信するかもしれません。
現実の世界を幽体飛行したと思っても仕方のないことです。
それに対して、体外離脱で意図的に離脱した場合はどうでしょうか。
この場合も幽体離脱と同じように金縛りが発生します。
しかし、幽体離脱と違って本人はその後に体外離脱できることが分かっています。
(意図的に離脱しようとしているからです)
離脱後、目に見える世界はリアルですし、幽体離脱とおなじように五感もすべてあります。
ひとつだけ違うのは、その世界が脳内で再現された世界であると知っているということです。
真実を知っているので、その気になれば海でさえも真っ二つに出来ます。
つまり、知っているかいないかで、現象の受け止め方に大きな差が生まれるのです。
どちらもただの脳内現象なの?
体外離脱は基本的に脳内現象の一つですが、この現象を科学的に研究したロバートモンロー氏によると、現実世界とリンクしたという報告もあります。
幽体離脱を経由して離脱してしまうと、体験した本人の解釈次第で情報の真意がいくらでも変わります。
(たとえ悪気はなくともです)
というのも、幽体離脱はある日突然起きるため、それを信じた当事者がその体験記をネットで世界に発信することがあるからです。
その内容が評価されれば、さらに体外離脱と幽体離脱の真実が歪んでしまうことになります。
結果的に、いつまでも体外離脱は「怪しい世界」の枠から抜け出せないかもしれません。
まとめ
体外離脱と幽体離脱は基本的には同じ現象です。
唯一の違いは、真実を知っているか知らないかです。
どちらを体験するにしても、根本的には同じ原理で離脱が発動しています。
ここまで見てどう思うでしょうか。
幽体離脱と体外離脱は決しておとぎ話ではありません。
(ご先祖様に誓って私は身をもって体験し続けています)
1つだけ確かなことは、どちらも「脳」という神秘的な未知なる旅をしているということです。
未だ不明な点が多い脳の研究において、意識を保ったまま脳内を旅することができるのは、
これからの時代、多くの可能性を秘めているのではないでしょうか。